2024年 08月 22日
破門フェデリコ ~くたばれ!十字軍~

PARCO劇場にてマチネ観劇
作: 阿部修英
演出: 東 憲司
上演時間: 第一幕70分 第二幕70分 (休憩20分)
キャスト
フェデリコ・・・佐々木蔵之介
ヘインリヒ・・・上田竜也
イザベル・・・那須 凛
カーミル・・・栗原英雄
グレゴリウス・・・六角精児
ベナリーボ/コドモ1/影1/十字軍・・・田中穂先
ファラディン/コドモ2/影2/十字軍・・・石原由宇
コドモ3/影3/十字軍・・・磯部莉菜子
コドモ6/影6/十字軍・・・加賀谷奏音
コドモ8/影8/十字軍・・・熊野義貴
コドモ7/影7/十字軍・・・増山海里
ジェミナイ/コドモ5/影5/十字軍・・・山崎 類
コドモ4/影4/十字軍・・・渡辺はるか
スウィング・・・天野勝仁
スウィング・・・大橋繭子
ものがたり
これは、怜悧極める頭脳で何百年も続いた戦争を終わらせた一人の破格な皇帝と、
その巨大で謎多き背中を追い続けた、情熱と焦燥感溢れる美しき息子との物語。
ーーーー闇の中。
戒められたフェデリコが影たちに、その人生について問われている。
怯むことなく「告白」を始めるフェデリコ。
フェデリコの居城。
そぼ降る雨の中、フェデリコと、二人目の妃となるエルサレム王国の女王ヨランダとの婚礼が行われた。
キリスト教の中枢であるバチカンに対する、この婚姻の説明を求め、息子であるドイツ王ハインリヒが城を訪れる。
バチカンに忠実であるよう父に迫るハインリヒ。
まるで意に介さないフェデリコの様子に、ハインリヒはいらつき、感情を高ぶらせながら城を後にする。
フェデリコは何事もなかったように傍らに使えるイザベルを召し出し、
生まれて間もない孤児ばかりを集めた「実験」を指示していた。
世界を動かすための決意を語るフェデリコ。
バチカンに直行したハインリヒは、司教ベナリーボを従えた枢機卿グレゴリウスに謁見。
忠誠を尽くすべく父の行状を申し開くが、グレゴリウスはハインリヒを相手に怒りを爆発させる。
さらには、フェデリコがエルサレムを奪還を目的とする十字軍遠征を度々先延べしていることも、ハインリヒに問い質す。
その時、フェデリコの書状を携えたイザベルが、女人禁制のバチカン最深部まで乗り込んでくる。
書状には、「2年後の1227年に十字軍を率い、そこから2年以内に聖地エルサレムを奪還する」との文言が。
また、グレゴリウスの教皇着任まで毎月金貨入り小箱100箱を贈る、との言葉もあり、枢機卿は相好を崩す。
バチカンを買収するつもりかと呆れるハインリヒ。
十字軍を率いて出陣したフェデリコ。
だが、進軍の途上に陣を張って地中の湯を引き、入浴するだけの日を半年も続けている。
ハインリヒは父の意図を図りかねて何度も諫めるが、フェデリコは聞き入れない。
そこへイスラムの王カーミルの命を受け、側近のファラディンが偵察にやって来る。
気づいたフェデリコは、ファラディンにカーミルへの書状を託す。
一方、教皇となったグレゴリウスはしびれを切らし、取りなそうとするハインリヒにフェデリコの「破門」を言い渡す。
当時、人として終わりを意味した教会からの破門。
ハインリヒは、破門されても詫びるそぶりすら見せない父を「狂った」を考えるが、
実はフェデリコには世界を一変させる壮大な計画があった。
フェデリコの眼に映るのはただ一人、敵の首魁であるカーミルだけ。
敵対するトップ同士の駆け引きとはおよそ思えないクイズ問答のような書状のやり取りの末、
世界を驚天動地の渦に巻き込む。
ハインリヒは破門された十字軍を率いるフェデリコの真意を理解できぬまま、
教皇グレゴリウスの老獪さに絡め取られてついに父への反乱を起こす。行き違う父子の想い。
対峙するフェデリコとハインリヒの胸中に去来するものは・・・・・。
(以上パンフレットより拝借)
上演時間、第一幕約70分
全く予習せずに行ってしまったのですが、フェデリコ2世(フリードリヒ2世)という人物にとても興味が湧いた。
ちょっと前から世界史をお勉強し始めたから余計にそう思えたのかもしれないけれど。
とっても面白い戯曲でした、だから阿部さんの前作、「君子朋無」を見損なったのが悔しい。
大河ドラマでの藤原宣孝役を見て、佐々木蔵之介さんのジョークの中にシリアスを溶け込ませる演技がとっても上手いと感じていたのだが、
このフェデリコ役でもそれが現れていたように思う。
ほんと、上手い。
栗原さんは安定の栗原さん。
六角さんのヒール(?)はいい感じ。
那須さんは存じ上げなかったかたですが、声が良くていい。
by lilymiya
| 2024-08-22 12:20
| 観劇
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