2014年 09月 16日
火のようにさみしい姉がいて
シスカンパニー公演 シアターコクーンにてマチネ
作 清水邦夫
演出 蜷川幸雄
キャスト
大竹しのぶ・・・中ノ郷の女
宮沢りえ・・・妻
段田安則・・・男
山崎一・・・みをたらし
平岳大・・・スキー帽
満島真之介・・・青年
西尾まり・・・見習
中山祐一朗・・・ゆ
市川夏江・・・しんでん
立石涼子・・・べにや
新橋耐子・・・さんざいみさ
ものがたり(パンフレットより)
とある劇場の楽屋。 開演数分前、主演俳優が鏡の前で出番を待っている。 男がさらっているセリフは「オセロー」のようだ。 舞台女優だった妻と台詞を合わせるうち、現実と演技の境が混沌としてくる。
夫婦は「転地療養」と称して男の故郷へ旅することにした。
日本海に面した雪国の町に降り立った二人。 男の実家に向かうバス停を尋ねようと理髪店に立ち寄るが、店には人の気配がない。 誰もいない理髪店の鏡の前で男はふと「オセロー」の一説を口にする。 演技するうち興奮した男は、シャボン用のカップを割ってしまう。
その瞬間、理髪店の女主人や得体のしれない客たちがわらわらと現れた。 彼らの言動に翻弄される夫。 やがて女主人は、男の姉だと名乗り始めて・・・・・。
大竹しのぶと宮沢りえの初めての舞台共演ということで、チケット入手し期待度マックスで臨んだのですが・・・戯曲の内容が難解でそれを理解しようと頭をフル回転させながら観ていたらなんだか消化不良のようでちょっと残念。
二人の女優の応酬は面白かったが、大竹さんの台詞の口調がなんとなく先日観た「抜け目ない・・・」に似ているようで気になった。
ま、その時も段田さんとの共演だからそんな気がしてしまったのかな。
個人的には老婆役の三人の女優さんの演技が気に入っている。
再び大竹さんとりえちゃんの共演することがあったら、次回は難解ではない戯曲を希望する。
by lilymiya
| 2014-09-16 19:05
| 観劇
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